11月15日と16日に妙義山のバリエーションルートを登った。15日は石門めぐりをしたあと、筆頭岩に登った。筆頭岩はその昔はふつうの登山道だったようだが、一般登山者は入山禁止になっている岩峰のひとつ。登山道は整備されておらず、鎖もいまや朽ちかけていて、クライミングロープを使ってリードで登ることが一般的となっている。
まずはスタンダードなルートで筆頭岩を登って50m懸垂下降したあと、岩峰南側のルンゼから筆頭岩を再度登る。ところどころ岩がもろく、支点に乏しいのでとんでもなく怖かった。その後再度50m懸垂下降するが、ロープの結び目が木の根に引っかかったようでロープが回収できない。仕方ないので、このあと高崎までロープを買いに行き、明朝にロープを回収しに行くことにした。
翌日16日に筆頭岩を登り直し、ロープを無事に回収したあと、星穴岳を登りに行った。星穴岳の登攀では合計3回の懸垂下降（60m, 25m, 40m）があったが、前日のようなトラブルはなく無事に下山できた。
俺が初めて妙義の山を歩いたのは今から2年半前で、そのときはロープの使い方がまるでわからなかったし、妙義のバリエーションルートを登るなんてことは想像もしていなかった。
