2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧
ある主張なり見解なりを述べたとして、あらゆる他者の解釈に対して、それが他者の解釈であるという理由だけで誤解と誤読に満ちていると無条件に思い込む、あるいはたとえそこまで極端ではないにしても、自分の所信がそれと対立する所信によって相対化され並…
映画「ダンガル」「カジノ」を観た。 年末年始は城ヶ崎へクライミングに行く。俺の実力なら5.11aくらいは登れるはずなのだが、5.10aすらまだ登ったことがない。なんとかしたい。
12月24日夕方~未明に、奥多摩の御岳にあるボルダー「忍者岩」が人為的にチッピングがされたという。これによって、日本のボルダリンググレードの1級基準「忍者返し」を始めとして、忍者岩にある古典的な高難易度の課題の多くが変わってしまったとネット上で…
毎年の忘年会や歓送迎会でつくづく思うけど、うちの会社他人に興味ないやつ多すぎだろ。だがそれがいい。
マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙-サイレンス-」と「エイジ・オブ・イノセンス」を観た。遠藤周作の同名の原作を読んでいなかったことが悔やまれる。 「エイジ・オブ・イノセンス」は、オレンスカ伯爵夫人が黒髪でなく金髪であることを除けば、ほぼ完…
ウォートンの「エイジ・オブ・イノセンス」をおそるおそる読み始める。以前に数ページ読みかけたところで、あまりに難儀な文章に面食らって早々に投げ出したのだったが、いつまでも逃げ回るわけにも行かない。 ウォートンは、虚栄心のわずかなおののき、その…
アマルティア・セン「貧困と飢饉」を読んだ。本書で展開されている、飢饉の原因分析における権原アプローチは、開発経済学の新たな地平を切り開く端緒となったという。ある社会における貧困をどのように指標として表すか、食料供給量が不足していなくとも飢…
クレイン「赤い武功章」その他短編を読んだ。
ボルダリングについて。スラブの1級を登ることができた。あまりうれしくない。というのも、ジムにある3級課題をおおむね登れたのだが、必ず再登ができるというわけでもなく、くり返し挑戦してもできたりできなかったりするのだ。これはちょうど一年前に4級課…
カーリダーサ「シャクンタラー姫」を読んだ。 働くことは――少なくとも会社で総合職として働くということは――、業務の遂行者として自分自身を見立てる役者と、役者が演じようとしてはやり損ない続ける人物のあいだの誤差の計量に要約される。われわれは、絶え…
最近はあまり本を読めていない。レマルク「西部戦線異状なし」、キケロ「友情について」を読んだ。 ぜひとも読み終わりたい未読の小説は、なんとも俺を及び腰にさせるものばかりが残っていて、次に手に取る本を悩ませている。たとえば、手元にあるエミール・…