思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「アエネーイス」を読む。オデュッセイアとは異なり、明朗かつ予定調和の安心感に満ちているようだ。これは神々がアエネーアス(アイネイアス)に対する過保護、つまり誤った道に入りこもうとするたびに干渉してかれの定められた運命へと引き戻してやること…

「わが家の人びと」を読む。今日はアエネーイスを図書館から借りてくるとしよう。

「ポリアーキー」を読んだ。

「ポリアーキー」を読む。各章ごとに結論と知見が図を用いて明快に記述されているところをみると、これは一般向けに書きなおされた啓蒙的な著作だったとみえる。読みやすいことは良いことであるかどうかはともかくとして少なくとも喜ばしいことではある。 フ…

「アウステルリッツ」を読んだ。

ゼーバルト「アウステルリッツ」を読む。人間の手によって計算され、意匠をこらすことのできる、ゆるぎない建築物。夢幻のように捉えどころがなく、決して真実にたどりつくことのない、再構成しようとする意志がついに挫折しては後退を余儀なくされる歴史。…

「真夜中の子供たち」下巻を読んだ。この小説はギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」の倒立した主体と、猥雑さそのものであるかのようなインドの大地のイメージの結合が産み落とした私生児である、という雲をつかむような印象でいまのところ茶を濁す他はな…

選択について

大学受験のときも院試のときも、工学専攻を選ぶことはできたのだ。だが、人間をひとつの鋳型に溶かしこんで実社会の要請の枠組みへと落としこもうとする圧倒的な暴力に同意するには、私は私の内部においてその芽をわずかにのぞかせている専制的権力への反骨…

私のおそれ。私の口から発されようとする言葉を口の中で茸のように腐り落とし、くずれた形のない堆積物にしてしまう私のおそれ。

言葉が指し示す事物そのものの意味を超えた、隠された意味を迂回を通して指し示す、秘儀的な表現への果てしのない書字の追求の道中において、無意識、正確には無意識の検閲による意味の歪曲というのは、比喩と並びたつほどの重要な発見であったと思うのであ…

雑誌会の準備がだるすぎ。英語の原稿の推敲と読み上げる練習をしないと。 半導体ゼミの準備だるすぎ。金曜までに25ページ分もの予習はさすがに投げ出したくなる。 「真夜中の子どもたち」を読む。面白いけど忙しくて読む時間がない。やるせない。

「エロティシズム」を読んだ。終盤は読むのがだるすぎた。気になった箇所の覚え書きしたいのだが、今はもう疲れて・・・

雑誌会で取り上げようとしている論文はスピンキュービットのコヒーレンス時間測定に関するものなのだが、その手法といったら実に巧妙かつ複雑で、まったく優れた人知は俺の理解の可能性を飛び超えてはるか遠くに及ぶものだと笑い出してしまうほどなのである。