思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ボルダリングについて。長期出張でなかなかジムに行けない日々が続くが、今週だけは出張がないので二日に一度ジムに通っている。今日は3級課題をひとつクリアすることができた。最近になって3級を登る手がかりがじわじわとつかめてきており、たいへんうれし…

言葉から隔離された人びと-踏みとどまる人びと

フォークナー「死の床に横たわりて」を読んだ。一部難解で、意味が取れない箇所があった。この小説と同じく、貧しいアメリカ農民家族の旅の軌跡を描いた「怒りの葡萄」よりもいっそう救いがなく痛ましい。このやるせない読後感は、リチャード・ライトの「ア…

「実践の倫理」「ブッダのことば」を読んだ。

剱岳北方稜線

ピーター・シンガー「実践の倫理」をレジュメを作りつつ読み進める。読書にしろ登山にしろ、のめり込むには人生はあまりに短すぎる。あと500倍くらいの長さの寿命がほしい。

原始仏典を現代語訳した岩波文庫の「真理のことば」「ブッダのことば」を読む。自身の日々の振るまいや友人・職場の同僚について思い巡らしつつ読み進めるが、どれも自分にとって苦い言葉ばかりで恥じ入りたくなる。なにも所持していないかのごとくに欲情を…

ハイエク「隷属への道」を読んだ。自由放任主義ではない、健全な競争に基づくデザインされた自由経済というものの考え方を知って感銘を受けた。ハイエクに心酔してしまいそうだ。 古典を読むと、鬱屈した不全感、漠然とした無力感とだけしか思っていなかった…

品質工学の困難

品質工学が実際のところメーカーの現場でほとんど適用されていないのは、いくつか複合的な理由が考えられると思うが、そのひとつとして、品質工学の分析手法に内在する困難が挙げられる。 品質工学は、ある製品や機能の特性を示す平均値を目標に近づけること…

アベル・ボナール「友情論」を読んだ。 「ドゥ・ザ・ライト・シング」を観た。この映画は1992年のロサンゼルス暴動を彷彿とさせるが、映画が公開されたのは1989年である。アメリカ市民社会のうねりと矛盾を厳しく問う作品だが、ブルックリンの猥雑とした雰囲…

こんな調子では俺は一生かかってもクライマーになれない

「未知との遭遇」「アメリカン・グラフィティ」と「嵐ヶ丘」(1992年版)を観た。 「未知との遭遇」は予想上にひどかった。宇宙人による地球侵略を描いた、典型的なSFに対するアンチテーゼとして創作されたものなのか? 映画のタイトル以上のメッセージをこ…

アーミル・カーン監督の「地上の星たち」を観た。うーむいい映画だ・・・ 俺は給与が振り込まれる口座とは別に投資用の口座を作り、この数ヶ月間は生活の必要に応じてそこから現金をおろしている。通常の預金なら、引き下ろした金額分だけ口座の残金は減るは…

「そして父になる」を観た。福山雅治演じる父親(=野々宮良多)が、血のつながりよりも子供といっしょに過ごす時間の長さの方が大切だと気づいていく過程を描いた映画である。かれがカメラに収められた自分の寝姿の写真を見返して涙ぐむシーンではつられて…