思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「アメリカの息子」を読んだ。 クヌート・ハムスンの「飢え」が収められている書籍を借りてきた。ついにこれを読む機会が来たわけだ。

研究室の先輩が浅野いにおの大ファンで、俺に「デッドデッドデーモンズ・・・」を勧めてきた。きっと浅野は、風景や小物の写真をデジタル画像として読みこみ、モノクロに加工して自由奔放に手描きを交え、「解剖台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会い」…

モリエール「タルチュフ」を読んだ。面白いけど突っ込みどころ多すぎ。

実験がうまくいかない傷心から今日は研究室をサボって遊んでいた。トルストイの「アンナ・カレーニナ」には後に睦まじい夫婦となるリョービンとキチイという男女が登場するのだが、相思相愛のかれらが、紙に書かれた単語の頭文字だけで会話するという遊びに…

2012年にDeepa Mehtaを監督としてサルマン・ラシュディの小説「真夜中の子供たち」が映画化されているのだが、日本では映画公開やDVD化どころか、ほとんど話題にも上っていないではないか。これは俺にとっては残念なことだが、それ以上に非常にもったないこ…

英語論文を執筆する作業は詩を書くときのそれに似ているようだ。余計な表現とニュアンスを削り、言葉の言い換えで読み手が惰性に陥るのを避け、伝えたい内容を凝縮させてゆくように文章を洗練させる。このくり返される推敲は、荒い材木の滑りをよくするため…

日本語で書いた草稿と教授の校正をもとに、論文を英語で書く。かなり難しい。 下の廊下の今年の開通は絶望的じゃねえか。やめてくれよ・・・

「カフカ短編集」を読んだ。

筑摩書房の世界文學大系「アラビア・ペルシア集」はどれもこれも部分訳・抄訳ばかりでうんざりしてくる。わずかな抜粋だけで文學大系の名を名乗れると考えた編集者の無精さからすると、文庫本の裏表紙に書いてあるようなあらすじ書きだけで満足しなかったか…

試料のゲートチェックをするために試料棒をヘリウムに突っ込んだら電極が吹っ飛んだんだが。

「ハドリアヌス帝の回想」を読んだ。ウェヌスとローマを祭る神殿の献堂式を飾る祝典のつづく夜、炎上するトロイを思わせるかのように喜びの火に燃えさかるローマを高台から眺めるハドリアヌスが、時劫の流れのなかで、波のうねりのごとく生まれてはとって替…

泥の中を這いつくばるように「ハドリアヌス帝の回想」を読み続ける。 カフカの「判決」を読んだのは高校三年生のときだったが、改めて読み返してみると、私と小説とのあいだに橋渡された謎との間合いを測るためには欠かすことのできない視力であるところの、…

今月はきっと下ノ廊下に行きたい。しかし雪渓が未だ溶けずに残っているようで、今年はずっと通行不可かもしれん。 旧約聖書とか福音書を読んでみたいのだが、かなりの冊数なので躊躇われる。まだ「創世記」と「ヨブ記」しか読んだことがない。

論文草稿の第二稿を書いた。おそろしく長文になってしまったが、初めに情報を多く詰めこんで後で、内容を削って洗練させていくことを心がけることが、けっきょく一番苦労せずにすむと思う。

「ローマ帝国衰亡史」第一巻を読んだ。ギボンの大著に興味を持った理由は二つある。「文学とは何か」のイーグルトンがその文体を好んでいたというのが一つ。マルグリット・ユルスナールの「ハドリアヌス帝の回想」が気になっていたのだが、ハドリアヌス帝っ…

内定式から帰宅した。入社予定の同期は、平均するとずいぶん高学歴である。大きな野心や向上心というよりは、安定を理由にこの会社を選んだ者が多い印象を受けた。 のどの痛みはわずかにましになったが、食べ物によっては飲み込むときに痛みを覚える。 「ロ…

つばを飲みこむだけでものどが痛く、集中して物事に取り組むことができない。どうも、のどちんこが炎症を起こしているようだ。病院に行ったほうがいいのかな。あー内定式行くのだるいわー。大体あほらしいわ