思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

学会のポスターはほとんど完成した。とはいえ英文が正しいかやや怪しいのだが・・・ 「科学哲学の冒険」を読んだ。反実在論についてはイメージをもてたが、終盤の実在論の擁護は余計だった。 ブコウスキー「町でいちばんの美女」を読む。いかん、ビートニク…

劔・立山三山にも行ってみたいとは思うのだが、調べるとアプローチだけで八時間はかかるようで、考えるだけでげんなりしてくる。そこで四国の石槌山の縦走を考えることにした。思えば常念・槍登山では体力をかなり過小評価して計画を練っていたために、かえ…

われわれに待ち受ける困難は「人生は価値あるもので、唯一無二の経験によって素晴らしい思い出が作り出されなければならない」という強迫観念そのものである。ここで価値の尺度はまったく不問に付されており、経験とは無限に反復される、産業資本による大量…

ポスターの全体のデザインに凝りまくって日曜が潰れた。俺はスライドやポスターを作成するときには「伝わるデザイン」の提案に傾倒しきっており、実際これを参考にすると見た目が素晴らしく良くなるのである。

学会が迫っている。とりあえず全体の構成を考えつつも、各部分の図の作成を優先することにした。てゆーかデータ少ねえ・・・・ 自然の斉一性について。 「ニュートン力学にしたがって太陽はかならず東から昇るという君の考えはわかった。しかし、突然太陽が…

精神分析はすでに言論をもてあそぶ玩具以上のものだとは思えないが、それでも物事を問う切り口におけるその切られた断面のかたちを人に気づかせてくれるという意味ではじゅうぶん面白いのではないだろうか。 たとえば、私は意見表明しようとする――私をして意…

Not How But What

「ラカンはこう読め!」を読む。ラカンについての解説書はこれで4冊目だろうか。ジジェクは、「大文字の他者」という概念は言表行為をコンスタティヴ・パフォーマティヴなものに分類する言語行為論の射程をはるかに超えているという。 言語行為については過…

常念・槍ヶ岳縦走

山行から帰ってきた。嵐のために穂高は行かずに槍ヶ岳から上高地へエスケープすることにし、そのまま帰宅した。穂高に登れなかったのは残念だが、常念山脈縦走と念願の槍ヶ岳登山を果たしたことには価値があろう。自分でも何だが、写真はよく撮れていたと思…

「転落・追放と王国」「ハイデガーの思想」を読み返す。山に持っていく本はどれにしたものだろう。 政治や倫理の領域において、ある決定不能の彼岸を指し示すことで否定神学的な態度を正当化してしまうのではなく、より高次に一貫した原理を追求し続ける身振…

私は時をおいて小説を読み返すことがほとんどできない。一度読んだ小説はエクリチュールの薫香とでも呼ぶべき、彩られた心的態度とともに記憶の片隅に深く刻みつけられるので、たとえ大方のあらすじを忘れ去ろうとも文章の一節を読んだだけで、まるで一斉に…

カメラの「ゴッド」とテレビの「マッド」

「シティ・オブ・ゴッド」を観た。「シティ・オブ・マッド」では労働であれ悪事であれ、人を力強い義務感へと仮借なく追い立てる倫理(それはいわゆる悪徳も含まれるようなおそろしく両義的な倫理を指すが)の欠如がもたらす言いようのない焦燥といらだちが…

縦走する予定の登山道を地図で眺めるが、崖マークばかりで地形がまるで想像できない。

実験のための実験すら装置の不具合のために進まないとはどういうわけだ。

固体電子論のレポートを終えた。論文を概説せよとの課題であるが、すでにして論文がひとつの概要であるのだから断片的な抜き書きになる他ないのではなかろうか。実のところこれは言い訳にならぬ言い訳であって、本来は物理的背景やこの分野の研究における位…

12日は台風11号が列島を直撃する可能性があるのか・・・いくら俺が雨男だとしてもそれだけはやめてほしい。 遷移金属元素の凝集エネルギーをテーマにして論文を要約しなければいけないのだが、これは今週中に終わるのだろうか?

計画変更

この優柔不断が、現実の膂力と自己の卑小さを手っ取り早くすり合わせようとするときにはたらく、やがて訪れるはずの栄えある人生を待望するかのように抱かれた実力へのいかにも祈願的な期待と、じかの感覚から遊離した表象をいっさい排除してしまうような過…

伊吹山

6月下旬の伊吹山登山の折に撮った写真を挙げよう。撮影がつねにパフォーマティブなものである限り、それはひとつの誇示行為でしかない。他人に対してであれ、自身に対してであれ。私はこの恥辱に慣れ親しみ、むしろこの鈍感さに対して無責任となることによっ…

登山計画を立てているが、山行の後半になるにつれ行動時間がおそろしく長くなるので少し心配になってきた。急坂はおそらく徳沢園-長塀山、西岳-水俣乗越、ヒュッテ大槍-槍ヶ岳、北穂高岳南峰-涸沢岳との中間に位置する最低コル、そして穂高岳山荘からの下山…