思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「悲しき熱帯」第二巻を読んだ。

この十日間、ひどい痛みをともなう口内炎にさいなまれていたのだが、治りが遅いのはどうもこの口内炎が潰瘍性であることと関連しているように思われる。 「悲しき熱帯」第二巻を読んでいる。痛みのつらさから逃れるために、いまは読書を唯一のよろこびとして…

「バートルビー」を読んだ。それで、批評でありたいと願われた、読解にみせかけられたひとつの混乱極まった感想文を書いた。 「人間不平等起源論」を読む。ルソーは懸賞論文の議題を完全にちゃぶ台返ししてしまっているようである。

「悲劇の誕生」を読んだ。ソクラテスから発する楽天的な主知主義に対するニーチェの洞察が興味深い。 「楽天主義が、その立場から疑いえない「永遠の真理」と称するものをよりどころとして、いっさいの世界のなぞも認識し究明することができると信じ、空間・…

「悲しき熱帯」第一巻を読んだ。数年前に手にとったときは、晦渋な文章を前にして半分ほどで投げ出してしまったのだが、今回は覚悟していたので楽しく読むことができた。いくつか気になるところはあるが、その中でも注目に値する箇所を以下に書き留める。 「…

口内炎がひどく痛むのでうんざりしてきて今日は研究室を休んだ。それで「悲しき熱帯」を読んでいた。 そういえば年始に赤ん坊を連れた遠い親戚と久方に会ったのであった。まだかろうじて首が座っただけの、はいはいもしない赤ん坊であるから、生後六ヶ月程度…

週末の弁明

俺はこの週末、何をやっていたのであろうか・・・弁明すると、「The Stanley Parable」というゲームの実況を見ていた。これは俺に「トリストラム・シャンディ」を想起させ、それと同時にこのゲームの芸術性の高さに圧倒されたのであった。 次にニーチェの「…

「自省録」を読んだ。

ガルシン「あかい花」を読んだ。

「女の平和」を読んだ。・・・・俺は何も言うまい フランスのあのテロ事件を受けて、表現および言論の自由を守る立場からテロや過激派を批判するのは、あまりに筋が悪いだけでなく、対立を煽ることにしかなっていないというのは、事件の発端から鑑みてこれ以…

友人と京都国立博物館に行ったが、企画展がしょぼかったので期待はずれだった。

エウリピデス「アウリスのイピゲネイア」を読んだ。シェイクスピアの「あらし」を再読した。印象が薄すぎるんだよな・・・初めて読んだ時の記憶がごっそり抜け落ちているのもうなずける。

「アドルフ」を読んだ。「ロクス・ソルス」を手にとって数ページ読んでみたが、事物の描写がすさまじくわかりにくくて投げ出してしまった。翻訳がちょっとおかしいのでは・・・? TOEICテストの結果がネット上で見られるようになっていた。自分の点数をここ…

あらかじめ画定された領土

井上雄彦の「リアル」を読む。下半身不随に見舞われたとき、自分の人生から永遠に失われることになる経験のまばゆさに目が眩んで人生を眺望する視力すら奪われてしまうのではないかという怖れと、あるいはよりおぼろげで観念的にではあるが、奪われた経験と…

帰省すると時間を無駄にしたようでなんか調子狂ってくるんだよな。身体動かすのは好きじゃないんだが、だらだらしてると鬱憤がたまるからまだ運動するのがましだ・・・

「ジュリアス・シーザー」を読んだ。この戯曲の批評を試みてもプルタルコスの「英雄伝」に座礁する他ないと思われるのだが。 メモ。アキレウスが怒りと咎めの応酬へとみずから飛びこんでいく、という記述は正当である。かれは自分がいつか贖いの対象となるで…

チェーホフ「かわいい女、犬を連れた奥さん」を読んだ。かれの戯曲ならまだ読むに耐えるだろうがこれは・・・