思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

2019年投資活動報告

昨年は2018年4月から2019年3月にかけて年度区切りで投資活動を報告していたが、なんだか分かりづらいので、今年からは1月から12月にかけての暦年区切りでまとめたいと思う。以前の報告とかぶる部分が生じてしまうが、2019年1月から2019年12月にかけての株式投資の結果、および状況と展望を整理したいと思う。

株式投資についての俺の考え方は去年とあまり変わっていない。米国株の現物投資を中心として、ごく一部を日本株の現物投資に当てるというものだ。NISA口座では長期保有を前提として米国株を限度いっぱいまで購入し、配当金による収益を目指す。特定口座では長期的な保有を前提とせずに米国株、あるいは日本株を購入し、含み益が生じればさっさと売却して利益を確定する。株価がだだ下がって含み損が大きくなるときはナンピン(株式をあとから追加で購入することで、1株あたりの買値を下げること)をすることもあるが、あまり深追いはせず放置している。これは典型的なコア・サテライト戦略だが、配当金と売却益の割合からも見て取れるように、サテライトの比率がかなり高い。

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株価はつねに変動するもので、急騰や暴落がいつ起きるか予測できないうえに、為替の影響も無視できない。そんなわけで、1年間という短いタイムスケールで見たとき、株式の評価額を投資の成果としてあれこれ述べることはできないと考える(日本株で少々含み損を抱えているので、これを正直に報告することはあまり面白くないということもある)。なので、ここでは1年間の確定損益だけを報告することにしたい。

利益は米国株・日本株の配当金と売却益から構成されており、手数料分を引いた税引前損益の総計は+386,554円だった。このうち米国株の配当金は24%, 売却益は46%を占めており、日本株の配当金は6%, 売却益は23%だった。売却益が全体の70%も占めているのは不本意で、正直なところ、売買を頻繁に繰り返すようなリスクのある短期的な投資は避けたいと思っている。将来的には配当金を増やしていきたいところだが、以下のような事情で投資額を増やすことができなかった。限りある種銭で高収益を生もうとすると、このような比率になってしまうわけである。

 

投資を始めた当初から、おおむね貯金額の6~7割を現物株式投資に回すことを理想としていたが、実際のところ、4割程度しか株式購入に当てていなかった。これには以下のようないくつかの理由がある。

1. 株価の急落を恐れて多額の資金を投入することをためらっていたこと

2. 期待していたよりも為替が円高傾向にならず、ドルを買う機会がなかったために米国株を購入する資金が十分になかったこと

3. 主にNISA口座のみを長期保有枠に当てていたために、特定口座内で買付と売却を繰り返すばかりで投資額の総計が増えなかったこと

 

NISAによる非課税投資枠は年間120万円であり、貯蓄額の年間増加ペースにNISA枠の増加が追いつかない。したがって、長期保有枠としてNISA口座のみを頼みにしている限り、短期的な売買のための投資資産がそれを上回るペースで増すばかりで、利益に占める配当金の割合を増やすことはできない。これは解決すべき課題というよりもむしろ、配当金を増やすという目標と、高収益を目指す現在の戦略が食い違っている状況を込み入って説明したものにすぎない。配当金がほしいなら、利回りの高い株式を多く保持すれば済む話だろう。

 

最後に、現在保有している米国株のポートフォリオを以下に示す。ようやくETF銘柄の割合が高まってきた。

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