思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

狂っているのは社会か、この俺か

新入社員研修が続く。

 

俺は案の定、新入の同期のあいだで「けっこう変わった、よく分からん面白いやつ」と認識されつつある。社会人としてこの浮世を切り抜けるために、「自分がどういう人間であるか周りから理解されること」がひとつの処方箋であり、訓練という意味でも肝要なことであると考えた俺は、できるだけ周りに馴染もうとしてはみるのだが、そのたびに今いち取っつきにくい変わり者であることが周りに暴露されてしまうばかりで、俺の存在はまるで、離れたところからつんつんとつつかれてはその反応を楽しむ酒の肴か何かのようにしか認められていない気がする。

同時に、これは不当な自己卑下の感情であり、固有の領土と尊厳を備えたひとりの人間として、俺のような人間を受容する彼らなりのやり方が、このような捻れた形で俺を仲間のひとりに引き入れさせたのだと考えることもできる。俺はやはり筋金入りの天邪鬼であり、仲間と群れずに孤独であることの狂おしいまでの甘美さというものを知ってしまった人間ではある。だから俺は同期との飲み会や打ち上げが終わるたびに虚しい敗北感と自分自身の遣る方無い憤懣の念に叩きのめされ、一人でひたすらランニングしないと気が狂いそうなほどに、薄汚い欲情の泥沼に溺れ死ぬかのような思いをする羽目になるのだ。