思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

顔の美しさについて

美は、人間の顔がその奥底に湛える美しさというものは、決して古代ローマの彫像のような磨き上げられたような造形の端正さにあるのではなく、むしろ、そこから遠く逸脱することによって強く異化された、顔面の歪みそのものにある。しゃくれた顎、大きな下膨れ、あるいは、だらしなく開かれた口からのぞく、歯列矯正器具をほどこした薄汚い前歯。それらを視覚が受け取り、視覚がみずからを鍛えあげるかのように見ることを徐々に学び始めるとき、顔面の歪みは春になって大地に蒔かれた種のように感覚の内部で異化を萌芽させ、地中深くでゆっくりと成熟し、ついには見出された美となる。それが、他の誰でもないまさにこの私が見出した美なのだということに気づくとき、私は私の感覚の新鮮さと素晴らしい炯眼ぶりに有頂天になり、そして自分がその人に恋い焦がれていることを知るのである。

 

親しくなった同期のひとりと千葉の鋸山に日帰りで山登りしに行った。ザックに15キロほどの石を詰めこんで歩いたが、負荷が小さすぎてろくに訓練にならない。せめて25キロにすべきだった。

 

連休中に女峰山と男体山の縦走をしようと思ったが、残雪が多すぎて俺にはまだ厳しいようだ。