思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

俺は他者と交わるときになんという悲痛な孤独を味わい、この大地を孤独に歩むときに、他者との連帯をなんと力強く感じ取ることか。

かけがえのない啓示――この重みある沈殿物もまた、私が引き受けて支払わなければならない一種の負債であり、私という存在が、地上へと引きずり落とす陰謀と、上空へ飛翔する思想のあいだで賭けられた賭け金ではないことに気づくためには、この重量の元へと自分自身を還帰させるだけで十分であるという啓示――

われわれは生まれてきて良かったと思うことはできない、生まれてこなきゃあ良かったと思うことさえできないのに。われわれは恥辱にまみれた死というものを、肉体が滅んでも恥辱だけがそこに残るような死というものを思い浮かべることもできない。血と糞便のなかに横たわりつつ、この道をやってくる宣教師を銃で撃ち抜こうと構える異教徒を想像することができない。これがわれわれの貧困と呼ばれるものである。

叙述と形容の羅列をくり返してラベルを貼り続けようとも、私は私という人間の本質についていまだ語られていない決定的な何かの不全を確信するにちがいない。それはまさに人間が自己の完結性を暗示するあらゆる固定したイメージを自ら突き崩し、人生が他人の言葉に覆いつくされることを断乎拒否して、他ならぬ「自分の最後の言葉」によって唯一無二の人生を立証しようとするものだからだ。

こうした箴言めいた言葉が、過去の文学者がかつて精神の湖に落としこんだ思想の断片から生じた、あわい波紋の名残りであるとしても、この私から紡ぎ出されたということはにわかに信じがたい。・・・これまで語られたことがなく、私以外の誰ひとりとして語ろうと試みることさえなかった風景を眼前にとらえる力がもはや失われたとでもいうのか?