思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

俺は他人の心証というやつにクソをねじ込んで、汚臭にむせ返り何も言えないでいる様を尻目にして山に登りたい! 山に登る俺の背中を、泣きはらして真っ赤になった目で恨めしげに眺めていてほしい! そして俺が寛大にも山からこの地上に下りて、他人の心証というやつのもとへ駆け寄るときも、クソを詰めこまれた臭い口で歯ぎしりを立てて、どうか俺を許さないでほしい! そうしたら俺は俺の寛大さの上にあぐらをかき、良心の優越感をたっぷりと噛みしめることで、他人の心証の権威に思うさま唾を吐きかけることができるから! それで俺はやっと、クソと涙と唾にまみれた他人の心証に優しく微笑みかけることができる気がする。*1

俺は人生を水晶玉かなにかのように後生大事に抱えて生きている人間をよそ目に、自分が抱え持っているものに思うさま唾を吐きかけて、誰も見向きもしない薄汚いそれが他の誰でもないまさに俺のものだとうそぶきたい。それは、水晶玉と思われていたものが残らず血と糞にまみれた恥辱の汚物の塊だったということが暴露されるときだ。*2

奴らはまるで真理専用の人間みたいに、神慮によって真理を供給されてでもいるかのように、ふんぞり返っているではないか。――だが真理は彼らの領地であろうはずがない。そこで私たちは、彼らから真理の請求権を剥奪してやるために、お前たちが真理を掴んだと思った時、掴んだのはじつはただの作りものなのだ、と説得してやる。(中略)その結果、私たちは心おきなく彼らを苦しめることができ、彼らに私たちの麻痺の病原菌を接種してやって、私たちと同じくらい傷つきやすく、同じくらい不幸な人間にしてしまうこともできる。*3

人はなにも誰かに、てめえにどなた様かに好かれるために存在してる訳じゃねえです. バカも利口も徳の高い野郎も人殺しも生まれてから死ぬまでを走り抜けるだけです *4

 

俺が山に登り、クライミングに明け暮れるのはこういうわけだ。俺が満足気にふたたび地上へ舞い戻ってくるまで、そしてそれ以後も未来永劫にお前たちは地上で這いつくばっていろ!