思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

俺がタイに来てまで貴重な休日をひたすらクライミングして過ごすのは、平日の業務によって毎日殺戮されている俺の人生が、灰をまといつつも熾る炭火のように、「あらゆる定義を内側から突き破って、それを虚偽としてしまうような自分自身の可能性」を未だに感じており、ぶつけようのない怒りが目標とそこへ向かう操縦可能性を追い求めさせるからだ。

 

羅針盤と帆を得たとき、海をわたる風の力が、われわれを目的地ヘ運ぶ可能性として見出される。風向きと帆の角度の関係は操作できるものであり、羅針盤の指し示す方角と進路のずれはつねに修正可能である。このとき初めて、みはるかす限りの海が越えるに値するものとしてわれわれの目に映る。航海にしても仕事にしても同じことだ。人は、自分の行動や選択によって操縦可能な指標が明確な状況のもとで、能力を発揮しようとベストを尽くすものだ。