3月21日に山岳会のメンバーと新潟の守門岳に登ってきた。計画では大岳から守門岳、藤平山をめぐる周回コースを歩く予定だったが、どうせワカンなど使わんだろうという俺のみくびりが仇をなした。林道歩きで延々とツボ足を強いられ、あまりのきつさにぶっ倒れそうになりながらもなんとか大岳に登りつめるも、このときすでに腿の筋力を使い果たしており、待ち受ける雪稜を前にして戦意喪失。計画通り歩き通せる自信がないことをメンバーに伝えて、守門岳へ向かう途上の尾根からエスケープして下山することにした。
この敗退の責はまったく、雪山を登る体力すらないくせにワカンを装備しなかった俺の未熟さにある。そもそもエスケープルートは守門岳周回コースと歩く距離がほとんど変わらないのだから、少しは覚悟を決めて守門岳を目指せばよかったのだ。本当に情けない。
だが、言い訳もさせてくれ。毎日残業のあとで週に3回ボルダリングジムで肉体を追いこみ、しかもその合間を縫って山を歩く脚力を鍛えるとなれば、俺はいったいいつ休息できるというのだ・・・・