思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

ごくわずかずつではあるが、2級課題の攻略が進んでいる気がする。ただ、自分の裸体の上半身を鏡で見るにつけ、クライミングのための筋肉量が単純に足りていないと感じる。3級でこれほど停滞しているのは、フィジカルが弱いせいもあるのではないか。漫然と課題を登るだけではなく、トレーニングをしたほうが良いのか?

信用取引では資産の下方硬直性が働く

株式の現物取引と比較したとき、保証金を担保にした信用取引は、長期でみたときに資産を毀損するリスクは段違いに大きくなる。

信用取引では、保証金残高のうち含み損の占める割合が証券会社や取引業者の定める基準未満になったとき、基準を満たすために、定められた期限内に追加で入金して保証金を積み増さなければならない(追証と呼ぶ)。もし期限を過ぎたり現金を準備できなければ、信用買いしている株式(建玉と呼ぶ)は強制的に決済されてしまう。

追証信用取引をおこなう上で避けられないリスクではある。しかし、追証解消の期限がたいてい追証発生日の翌営業日~翌々営業日であることは、追証そのものよりはるかに信用取引のリスクを大きくしている。なぜなら、株価や為替相場が絶えず変動するものである以上、ごく短期間のうちに強制決済によって資産を大きく失う可能性は、建玉保有している限り絶えずつきまとうからだ。買い建玉の場合で言うと、信用取引者は株価の下落に対してつねに脆弱であり、急落に対してたった一度でも見過ごすことはすぐさま損失の確定に直結し得る。にもかかわらず、株価の急騰によって莫大な含み益を一時的に得たとしても、決済しない限りその利益が実現されることはなく、高値で利益確定できる保証もない。つまり、下げ幅は信用取引者に対してつねに敵対するが、上げ幅が信用取引者の味方を請け合うことはない。株価変動、すなわちボラティリティをめぐるこの非対称性が、信用取引者の状況を著しく不利にしている。

言い換えると、現物取引とは異なり、信用取引では許容できるボラティリティが現実的には限られているということだ。これによって、たとえ株価が長期的には上がっていくとしても、短期的な騰落率に対して資産は中立ではなく、ある種の下方硬直性が働くことになる。

5.11b RP

今日はリードクライミングのジムに行ってきた。以下のグレードの4つの課題に挑戦した。

 

5.11a オンサイト

5.11a 1度テンションがかかり、途中から再開して登りつめたが、これは再登しなかった。

5.11b 1回目の挑戦ではテンションがかかってしまった。再登してRP

5.11c 1度テンションがかかり、途中から再開して登りつめたが、すでに力尽きて、再登する気力はなかった。

 

グレード5.11a~cはボルダリングでいう5級課題が延々と続くようなイメージ。ごく一部に4級を思わせる持ちにくいホールドがあり、たいていはそこが核心部となっている。次に挑戦すれば5.11cを完登する自信はあるが、いまの限界は5.11d~5.12aくらいではないだろうか。

もちろんこれはジムの話で、外岩ではない。外岩だったら俺は5.10bが関の山だ。大きな乖離があるのは、俺が人工壁にしか慣れていないのと、ジムのグレードが甘すぎるからだろう。

投資活動報告

誰かに指図されたからと言って、丸木舟に乗りこんで大海原をあてもなしに漕ぎ進める者がいるだろうか。羅針盤と帆を得たとき、海をわたる風の力が、われわれを目的地ヘ運ぶ可能性として見出される。風向きと帆の角度の関係は操作できるものであり、羅針盤の指し示す方角と進路のずれはつねに修正可能である。このとき初めて、みはるかす限りの海が越えるに値するものとしてわれわれの目に映る。航海にしても仕事にしても同じことだ。人は、自分の行動や選択によって操縦可能な指標が明確な状況のもとで、能力を発揮しようとベストを尽くすものだ。

航路がコントロール可能と知るとき、人は具体的な目標を定めて、それを実現するための計画や現実的なマイルストーンを適宜に設定するだろう。進捗が思わしくなければ、何が障害となっているかを分析し、それを戦略へフィードバックすることだろう。この意味で、俺にとって山登りやクライミング、そして株式投資は、自分の裁量を発揮させることでこの人生が制御可能であることを実感できる、張り合いのある数少ない活動のひとつだといえる。

 

この一年間の株式投資について簡単に振り返ってみようと思う。去年の3月に証券口座を開いて現物での株式投資を始めて以来、リスクを可能な限り抑えつつも、あれこれと試行錯誤してきた。現物だけにしか手を出さないのは変わらないが、いまはおおむね次のような考え方に落ち着いている。

まず、日本株は短期的な売買によって利益を出すことを目指す。株価がだだ下がって行く場合はナンピン(株式をあとから追加で購入することで、1株あたりの買値を下げること)をすることもあるが、あまり深追いはせず、含み損している限りは放置する。

米国株は主に中長期的な投資の対象としており、投資額の占める比率としては日本株の3倍程度である。NISA口座の枠を米国株への投資に使い、これについては配当金で利益を出すことを考えている。ただ、一般口座(実際は特定口座)の枠でも米国株に投資しており、こちらは大きな含み益があれば売却して利益を確定することもある。以下の円グラフは、現在保有している米国株の銘柄と、各銘柄の評価額が占める割合を示したものだ。個別銘柄と比較して、ETF銘柄であるVYM, PFF, VTIの比率が小さいのは本意ではない。

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貯金額のうち、6割から7割を投資に回しており、よっぽどの株価変動が起きない限り、この比率は今後も変えていくつもりはない。これは、株価が大きく下落したときにナンピンする余力、そして極端な円高になったときに外貨を購入する余力を確保するためである。

売却益と配当金を合計すると、この一年間の株式投資により、約23万円の利益を確定することができた。投資額を急激に増したのは直近の半年間であるから、これまでに振り込まれた配当金はごく少ない。したがって、これらの利益の大半は売却益によるものである。

会社の上司が4月から代わる。俺が入社してから2回変わって、これで3人目だ。自分の適性や異動希望をまた伝え直さないといけないのか。

引き継ぎの事情でこの2週間は課長のポストが空白なのだが、管理職いなくても普通に仕事回ってるやん。つーか課長って社員が申請したり提出した内容を決裁するボタンをパソコンでぽちぽち押してるだけやん。課長いなくていいんじゃね?

ボルダリングにおける「足のかきこみ」とは何か

 俺の場合、3級まで足のかきこみを特に意識したことはなかった。それは、3級以下では足の置く位置がシビアなフットホールドがごく少なく、かきこみが正しくできていなくても、保持力の向上とともにどんどん上達していたからだ。だが、足のかきこみができていないとスタートからまともに動けない2級課題にぶち当たり、そこで初めて、かきこみを意識することがいかにボルダリングの上達に欠かせないかを学ぶことができた。

ボルダリング上級者が、上達に欠かせないテクニックとしてしばしば強調する「足のかきこみ」とはなんなのか? 最近それをようやく理解してきたので、備忘録としてここに書き留めておこうと思う。かきこみとは簡単にいうと、ハイステップやヒールフックで体重をかける際の、つま先への意識のことだ。

 

動画の2分04秒~2分09秒あたりで、右足のハイステップによって右のホールドを取りに行っている。ハイステップのときは、つま先の先端、つまり足の親指の腹だけに体重をかけているわけではない。単に指の腹に体重をかけるだけでは、身体を持ち上げるのにすさまじい力がいるし、股関節にむやみに負担がかかる。そうではなく、親指の付け根から先端へじっくりとホールドをねじ込んでいくように体重をのせる。このとき、身体を壁から離しすぎてはいけない。足を上げている側の腰を壁に寄せていくようなイメージで、ハイステップしている足の方へと重心を引き寄せる。また、動画のように、片足をあえてフットホールドから外して後ろに切ることで、両肩の高さに差が生じて、より遠くのホールドへ手が届くようになる。

ヒールフックについては、以下のブログがわかりやすい記事をイラストとともに書いている。

http://iwado.blogspot.com/2018/02/blog-post_16.html

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ヒールフックをかける時に「つま先」に力が入っています。つま先に力が入ると、指がググッと丸まり、それにつられて足の裏が内側に丸まります。

「ヒールフックは引っ掛けるのではなく、掻き込むのです」

かかとに力が入ったヒールフックでは、股関節が柔らかくないと身体を持ち上げるのが難しいことが分かる。ひざを曲げて持ち上げようとすると、かかとがホールドからずり落ちてしまうからだ。つま先に力が入ったヒールフックでは、かかとがホールドの奥側に自然と入りこむので、かかとを重心に近づけていくようなイメージで身体を持ち上げることができる。