思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

仕事や女のことを考えていると、バフチンの言葉を忘れてしまいそうになる。

バフチンが「ドストエフスキー詩学」で語った言葉とは、その過酷な環境をおぼろげに想像することさえできない遠い惑星の、金属水素の大地のもとにメタンの湖が点在する広野を歩んでゆく足の裏の感触である。あるいは、「ペドロ・パラモ」で描かれるような、土の下に埋められた無数の死人たちがひそひそと始終交わしているおしゃべりである。「白い牙」のホワイト・ファングが、荒くれものどもとのはげしい闘争のなかで、それを手繰り寄せ、鉋のようにおのれの存在をゆっくりと彫琢していくところの、自分に流れる四分の一の犬の血である。「カラマーゾフの兄弟」において、アリョーシャに施された寸志を手に取った赤貧のスネギリョフが、顔を赤色にしたり青色にしてぶるぶると震わせるその肩の震えである。

こうしたイメージをよりしろとして想起される感情はすべてこの社会では無用の長物とされているか、はなからそんなものはないとあつかわれているが、俺はこの感情なしでは自分が生きている心地がしない!!

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