冬期登攀はアイゼンとアックスでなければいけないという常識を疑え。寒さに耐えられれば別にクライミングシューズと素手でもいいんじゃね? 将来的に技術革新でそういうスタイル出てくるやろ多分。
最近買った山道具
積雪期アルパインのシビアな環境、そしてしばしば技術的にも限界に近いルートの場合、やはり装備やギアで妥協することは避けたい。自分のパフォーマンスを押し上げてくれる新しい道具があるなら惜しみなく購入したくなるもので、俺のように頻繁にアルパインクライミングに行くならなおさらだ。その代わりに、使わなくなったり劣化したギアを中古品として売却すれば、買い替えにともなう金銭的な負担を可能な限り抑えることができるだろう。幸いなことに、クライミング関連のギアはメルカリで良い価格で売れることが多く、例えば2-3年使用したカムやアイススクリュー、クイックドローの相場は新品価格の7-8割を保っているようだ。装備の新陳代謝を高めて最新の道具を手元に揃えておくことがそれほど大きな負担ではないことに気づいたので、直近もいろいろと道具を購入してしまった。
しかしハードシェルやダウンなどのウェアとなると話は別で、良い価格で中古品を売却することはかなり難しい。破れたりかぎ裂きができたウェアは、可能な限り自力で補修しつつ丁寧に使い続けていくのが良いだろう。安価に補修する方法については改めて別の記事で整理してみたいと思う。
冬季のクライミングはアプローチで長距離を歩くことが多く、重い幕営装備を担いで深雪をラッセルすることもしばしばある。いままではストック無しで頑張ってきたが、冬のアルパインをする知人の多くがダブルストックを使っているようなので、見習って購入してみた。さっそく12月以降のハードな山行でたいへん助かっている。
アバラコフによる懸垂下降用に22cmのアイススクリュー1本を購入した。
北岳バットレスの山行で回収し忘れて紛失したので再購入した。このサイズのカムはなにかと重宝するので、岩登りでは持っていきたい。
今まではブラックダイヤモンドのワイヤーゲートタイプのクイックドローを使っていたが、カラビナのノーズが手袋やスリング、ロープに引っかかって鬱陶しいので、ノーズに突起がないハイエンドモデルのクイックドローを購入した。国内で買うととんでもない価格だが、海外のオンラインショップにて半額程度で入手できた。本当はアルパインヌンチャクに使うカラビナもすべて突起がないタイプに替えてしまいたいのだが、これはいまのところ妥協せざるを得ない。
今までは冬季用のハーネスとしてブラックダイヤモンドのテクニシャンを使っていたのだが、ベルトを締めるのにひと苦労で使い勝手が悪かったので、評判の良いアークテリクスのハーネスを購入した。サイズがやや大きかったかもしれないが、快適に使えている。
ゲイターにかぎ裂きができるたびに丁寧に補修しつつ長いこと使ってきたのだが、4年間使ってきて生地がだいぶ弱ってきたので、同一のゲイターの新品を購入した。
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2023年の株式売却益や配当金による利益は約280万円だった。これは特定口座年間取引報告書の数字に基づいているが、為替の影響がかなり大きい。米国株を半分以上売却し、手持ちのドルをほとんど円に替えたので、円安のために資産が大きく増えたが、決済のタイミングが早すぎたかもしれない。投資は株価だけでなく為替の変動も大きく関わってくるので、何が正解なのかよくわからなくなる。