2018-08-28 言葉から隔離された人びと-踏みとどまる人びと 読書 フォークナー「死の床に横たわりて」を読んだ。一部難解で、意味が取れない箇所があった。この小説と同じく、貧しいアメリカ農民家族の旅の軌跡を描いた「怒りの葡萄」よりもいっそう救いがなく痛ましい。このやるせない読後感は、リチャード・ライトの「アメリカの息子」や、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」に似ている。