思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

2014-10-18から1日間の記事一覧

「長くつ下のピッピ」を読んだ。バタイユの「エロティシズム」を半分ほどまで読むが、ところどころ意の汲めない婉曲表現や著者自身の混乱が見える箇所(第1部第9章)に苦労させられてなかなか読み進められない。 本当はこんな享楽的な読書にふけっている場合…

黒澤明の「生きる」を観た。三文小説家が自分をメフィストフェレスになぞらえる場面や、渡辺が強迫観念の呪縛に囚われるさまは「ファウスト」や「イワン・イリイチの死」を連想させる。 渡辺の姿は小説家にニーチェの「この人を見よ」を想起させた。ところが…