思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

「スポットライト」「偽りなき者」を観た。面白かったけど、まあまあ。それほどいい映画だとは思わない。

 

なんてことだ。27歳になってしまった。

映画「灼熱の魂」と古代ギリシア悲劇

「灼熱の魂」を観た。「オイディプス王」を彷彿とさせる、一見するといかにもウェルメイドなストーリーではある。しかし、ギリシア悲劇を下敷きにしつつ、レバノン出身のとあるディアスポラの家族へと移し替えて、いかに怒りの連鎖を断ち切って人々がともに生きることができるかという現代的なテーマにつなげていることに成功している。

古代ギリシア悲劇では、夫であるオイディプスが実の息子であったと知らされたイオカステは、絶望と恥辱から自殺する。オイディプスとイオカステのあいだのふたりの息子(ポリュネイケスとエテオクレス)は、国土から追放される父オイディプスの苦しみに寄り添うことなくかれを見放した結果、王権をめぐって相争い、殺し合う運命となるようオイディプスから呪いをかけられる。オイディプスとイオカステのあいだには娘がふたりおり、彼女らは父オイディプスとともに放浪のたびに付き添う。のちにふたりの息子たちはたがいに刺し違えて果てることになるが、ポリュネイケスの遺骸は弔いを禁じられ、地に投げ捨てられたままとなる。娘のひとりアンティゴネはこれを嘆き、抗議のために首を吊って自死する。古代ギリシア悲劇のこのような呪いの連環を、俺は過去に次のように言い表した。

劇中における神話上の人物は、呪いの連環を閉じてしまおうとする試みそれ自体が呪いを招くような、陰惨な運命の大きな輪のもとに囚われている。みずからが正義を担っていると確信しているときでさえ、止めどなく湧き上がる抑えがたい義憤が煙のように人間の分別を覆い隠して、かれらは呪いの応酬にひとつの清算をもたらす望みに盲目となってしまう。そして、このどす黒い憤怒の情こそが、神々への敬虔な贖いであったはずの行為を忌まわしい呪いへと変質させるのだ。

ここでは呪いと怒りの連鎖はとどまることがなく、果てしなく血が流されていく。

「灼熱の魂」では、ナワル・マルワンはイオカステに対応している。しかし、現実の過酷さとナワルに与えられる苦しみはイオカステのそれの比ではないばかりでなく、イオカステと異なり、ナワルはこの物語で自殺することも許されない。それは彼女が決してめげることのない強い精神をもち、言葉と書物と愛の力を信じる女性だからである。彼女は自分が発端となったこの悲劇、ゴルディアスの結び目を自死によって彼岸の彼方に忘却しようとは思わなかった。だから彼女は遺書と手紙を息子や娘に託したのだ。約束が守られぬ限り埋葬をこばむことは、残された双子たちがアンティゴネのような良心と死者への敬虔を持ち合わせていることへの彼女なりの賭けである。彼女は血と苦しみの連鎖を断つためにみずからポリュネイケスとなることをいとわなかった。

ナワルとその息子、娘たちは故郷を逃げ出し、故郷から迎え入れられることもない。そして、歪んだ血縁関係を一生背負いつつ、異国の地で生きていかなければならない。二重に追放されたかれらディアスポラは、オイディプスのように、容赦ない現実に翻弄され、踏みつぶされる。しかし、賢明なナワルは、自分を苦しめた現実に呪いをかけるのではなく、愛情の手紙を残すことを選んだ。これらの意味で、ナワルは愛に満ちたオイディプスであり、献身的なポリュネイケスであると同時に、勇気あるイオカステなのだ。

「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」を観た。「スナッチ」なんかよりずっといい。あと、イランの映画「別離」を観た。

これまでで、ボルダリングの4級課題に合計6つ登ることができた。スラブの3級課題に挑戦するが、いまいち登り方が分からない。ただ、初めて4級に挑戦したときのように手も足も出ないという感じではない。この調子で3級に行けるかな?

冬季八ヶ岳縦走

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山岳会の定例山行で八ヶ岳に行ってきた。杣添尾根から登り、横岳と硫黄岳を縦走するルートである。

 

ああ、やっぱり一人で山に登った方が楽しい。他人はうざってえ。俺に欲情を感じさせる女もうざってえ。他人は、女は、その視線で俺を串刺しにし、惑わし、翻弄し、臆病にし、規律を押しつけ、がんじがらめにし、俺の価値を品定めし、でもって俺を裁く! 

貴様らが後生大事にしてるやら規律とやらがクソの値打ちもない虚妄のガラクタだということを貴様らに指し示してやるために、俺は山に登り、そして下山するのだ!

ボルダリングの4級課題を2つ登ることができた。だが、傾斜の強い課題はまだ5級がクリアできない。

インファナル・アフェア」「殺人の追憶」を観た。うーん、まあまあかな・・・

 

ボルダリングで4級課題をひとつクリアすることができた。いいねえ上達してるねえ

 

今週末は杣添尾根から登って南八ヶ岳縦走をする山行に参加する予定。ハーネスと雪山フル装備で行く。心が震える。

 

俺が山に登る理由、そしてアルパイン・クライミングを目指して日々トレーニングを重ねる理由の7割くらいは、女の子のことをあれこれ考えて悩み苦しむことから避けるためである。

こんちくちょう、俺は遊びで山に登ってんじゃねえんだぞ、ただ行為によってのみ俺の自由は証だてられる、山はその証人だ