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思ったこと、考えたこと。

日々思ったことや考えたことを日記代わりに綴っていきます。がんばります

残雪期焼岳と、美ヶ原-霧ヶ峰

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5月4日に焼岳に登ってきた。翌5月5日の下山後は上高地から松本まで行き、5月6日は美ヶ原から霧ヶ峰まで歩いてきた。以下は焼岳に登ったときの写真である。雪山のよどみない雄渾に比べたら、美ヶ原や霧ヶ峰の悠々とした風景はあまりに締まりがなく、かすんでしまう。

 

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美ヶ原から霧ヶ峰まで歩き通すのは過酷だった。歩いたのは半分ほどが舗装道路で、途上のレストハウスや自販機で食料を補給しながら霧ヶ峰までたどり着いた。

登山を楽しみたいわけではなかった。車道と並んで登山道が続いているにも関わらず、楽をしたいばかりに俺は車道を歩き続けたのだった。その意味でこれはハイキングですらなかった。ただ、俺は焼岳から下山してきたとき、いっそのことこの世に生まれてこなきゃあ良かったと思えるほどの苦しみを味わうことなく、それどころか自分が山でベストを尽くしたと胸をはることもできぬまま帰路に着くことに、どうしようもない惨めさを感じたのだった。そして、上高地から松本駅に着いたとき、おそれにとり憑かれた人間が自分以外のすべてを振り払うようにがむしゃらにその場から逃げ去るように、美ヶ原から霧ヶ峰まで歩き通すことを心に決めたのだった。

見ろ、俺はベストを尽くした! 車道を歩こうが途上で補給をしようが、こうと決めたことをやり遂げる苦しみをしっかりと握りしめて、その感触を余すところなくすみずみまで味わった! すべての表象が燃えつきた消し炭のように崩れ去り、世界がインパクトと衝迫の渦に飲みこまれた後に、はかなげに空気中を漂っていた俺の意志が凝固して、燃える水晶のように俺の前にまばゆく屹立する! これが山に登るということだ!