12月20日に天神平にて雪山技術講習会に参加し、翌日21日に天神平から谷川岳をピストンした。すばらしく晴れていたのでよい写真が撮れたのだが、下山中にデジタルカメラを落として紛失してしまった。雪山デビューを飾れたのがうれしい一方で、いろいろこだわって撮影した写真が手元にないのは寂しい。
20日の講習会では俺と同年代の男性が参加しており、いろいろ話す機会があった。なんでも栃木で消防士として働いており、俺と同様に単独登山が好きで、常念岳や八ヶ岳に登ってみたいとのことだった。かれとは意気投合して、帰りは一緒に水上の温泉に寄った。若い女性だったら一緒に登ろうよと誘うところだったが、男だったので連絡先の交換はしなかった。単独行を愛する男とはこういうものだ。
だが、それよりも積雪期の南八ヶ岳登山だ。なんとしてでも今年度にやり遂げてみせる。俺は山で死ぬならいつ死んだってかまわない。死ぬことは恥辱だが、恐ろしいのは恥辱であって死そのものではないだろう。
